失敗しないリフォーム工事【屋根塗装工事】
失敗しないリフォーム工事【屋根防水塗装工事】
屋根のもっとも一般的メンテナンス方法の「防水塗装工事」のご紹介です。
屋根塗装はメンテナンスの工事の中ではもっとも工事金額が安く済む工事になります。
対候年数は使う塗料によって5年〜20年くらいと様々です。
屋根塗装工事はスレート瓦と言われる、薄くて軽量の瓦にメンテナンスをする際に使用される工法です。
屋根防水塗装工事の施工手順(工程)
屋根の防水塗装工事の一般的な施工手順をご紹介します。
- 近隣に着工の挨拶回り (これが以外に重要なのです。)
- 足場組み立て (近隣へのトラブルを最大限に注意しながら組み立て)
- 屋根高圧洗浄 (塗料が密着するようにほこりや汚れを落とします)
- 下地剤塗装 (プライマー剤の塗布です。本当に重要な工程です)
- 中塗剤塗装 (中塗剤の塗布、しっかりと膜圧を確保するように丁寧に塗布)
- 仕上げ塗剤塗装 (仕上げ塗剤の塗布です、塗り斑が無いように慎重に塗布します)
- 細部塗装 (細部の塗装工事です。コーキングなどの施工も重要です)
- 検査、確認 (しっかり施工ができているのかを確認します)
- 足場解体
- 近隣に工事完了の挨拶回り
上記のような工程で行うのが一般的です。
屋根塗装工事の自分でも出来るチェックポイント
各工程での、注意して確認をしいただきたいポイントをご紹介します。
現場の担当者に任せきりにしないで、自分自身でもしっかりと確認をしましょう。
近隣への着工前の挨拶は以外に重要な事なのです。
きちんと挨拶をしているのかをしっかりと確認をして出来ることならば、自分でも一度、近隣には挨拶をした方が良いのかも知れません。
足場の組み立てには、自分が確認をするような部分はありません。
しかし、近隣とのトラブルの原因となることが多い工程ですので、念のための注意をしておくべきかも知れません。
足場は自分の住宅の周りに組み立てるものですが、敷地によっては、隣の庭に足場が入ってしまうなんてこともあります。
通常は施工店が近隣の挨拶の際にしっかりと説明をしているはずですが、中には説明をしないで足場を組んでしまったり、説明するの忘れていたなんて担当者もいますので、念のためこのようなケースの場合にはお隣さんに一声かけておく方が良いのも知れません。
この工程からが自分でしっかりと確認をすることが多くなる工程になります。
高圧洗浄の目的は、屋根に付いたほこりや、汚れを落として、これから塗る下地剤と瓦をしっかりと密着させるようにすることが目的になります。
ですから、しっかりと洗浄されているのかを確認してもらいたいです。
また、高圧洗浄を行うと、屋根の汚れは取れますが、その汚れが樋に全て溜まっていることがありますので、高圧洗浄後には樋の中をのぞいて、ほこりや汚れが溜まっていないかを確認するようにしましょう。
汚れが溜まっている場合には、施工店にその旨を伝え清掃をしてもらうようにしましょう。
このような細かい部分でその施工店の技術力や気遣いが分かりますね。
本来この工程は素人が見ても、しっかりと施工がされているのか分からない工程です。
しかし、せっかく足場があるのですから、自分の目でも確認をするほうが良いでしょう。
基本的には、屋根の塗装の施工の写真を撮っておいてもらうことが良いのですが、自分でしっかりと確認したいという几帳面の方は、足場に上って自分で、確認をして写真を撮っておくことをおすすめいたします。
写真を取っておくというのがポイントです。
万が一、何か問題があった際には、施工の証拠にもなりますので、写真は様々な部分を取っておくほうが良いかも知れません。
※足場に上るときには、必ずヘルメットを着用の上、現場の責任者に確認をしてからもぼるようにしましょう。万が一許可を取っていないのに、上って怪我をしたらリフォーム工事どころではなく大変なことになってしまいます。
屋根の中塗りの工程は最も注意が必要な工程かも知れません。
何故、注意が必要かと言いますと、手抜きをされても、ほとんど分からない部分なのです。
そもそも屋根の中塗は何の為にする工程なのでしょうか?
中塗りとは、防水の塗料の膜圧を確保する為の重要な工程で、屋根工事では決して手抜きをしてはいけない肯定です。
しかし、中塗りの工程を雑に施工しても、もしくは中塗りをしなくても、仕上げ塗をりした後からは分かりませんので、自分でもしっかりと確認する必要があります。
本当に信頼の置けるリフォーム業者でも、100%安心安全と言い切れることはありませんので、しっかりと自分でも確認をすることをおすすめいたします。
丁寧なリフォーム業者の中には、中塗りをしたことが分かるように、仕上げ塗りと中塗りの色を変える業者もいます。
そうすれば、中塗りをしていない部分も一目で分かりますし、その後の仕上げ塗の塗りむらも確認することができます。
仕上げ塗りは、屋根塗装工事の最終段階の工程です。
屋根の防水性能を確保するための防水膜の膜厚を確保するための工程です。また、見た目のきれいさを確保する為の意匠的な面もあります。
せっかくなので、きれいにむらが無く仕上げてもらいたいものです。
職人さんの腕の見せ所でもあります。
チェックするポイントはきれいに村が無く塗装されているかという点を確認して下さい。
この工程まできましたら、屋根の塗装工事はもう少しで完了です。
細部の塗装は、棟板金や、谷板金を塗装する工程になります。防水の塗装とは違い、この工程の塗装は見た目の意匠的な塗装の意味が強いのです。
しかし、この段階で、棟板金などのコーキングが切れていたり剥がれていた場合には、しっかりと修繕を行います。
チェックポイントとしては、コーキングの補修がきっちりとされているのかという点を、写真でも取っておいてもらいましょう。
各工程が完了したので、この段階で社内検査が行われます。現場の担当者がしっかりと施工ができているのかを細部まで、目視で確認をします。
万が一、施工に納得いかないっ分があると、職人にやり直しさせる事も少なくありません。
社内検査の後は、実際に、客様にも確認をしてもらいます。
足場がかかっている時で無ければ確認ができませんので、しっかりと確認をしてもらいます。
このときには、疑問に思ったことなどは、遠慮しないで、担当者に確認をして下さい。後からでは、ただのクレームとなってしまいますので、確認の段階でしっかりと質問をして、納得が行かなければ、手直しを依頼して下さい。
検査、確認が終了すると、後は足場の解体です。
しかしここで気を抜いてはいけません。足場を解体する際には、外壁に傷をつけてしまったり、近隣の住宅に傷をつけてしまったりと、様々なトラブルが発生しやすい作業になります。
足場を解体した後でも、再度、検査をする必要があります。
このように屋根のメンテナンス工事では、確認するべきポイントが多くあります。
工事の完了の挨拶回りは、実は行っていないリフォーム会社が多いのですが、しっかりとした信用できるリフォーム会社こそ、このようなことをしっかりとしています。
リフォーム会社や営業マンにとっては現場が完了した挨拶回りのほうが、営業をいやすいのです。
しっかりとした施工をしていて、現場もきれいで、職人さんの愛想も良いとなれば、回りの家も感心が無いわけがありません。
ですから、現場の完了した挨拶をきちんとする会社はしっかりとした良いリフォーム会社なのです。
逆に現場の完了の挨拶をしっかりと行わないリフォーム会社は決して良い会社とはいえないと思います。
営業する気が無いのか?現場の施工に自信が無いのか?そのようなリフォーム会社に大切な家のメンテナンスの工事を任せたくはありませんね。
※全てのポイントを完全にチェックするのは難しいとは思います。現場の担当者に写真を取っておいてもらうという方法もあります。
しかし、写真といっても、全ての部分を写真に残すことは、不可能です。
そうなると、最低限自分でチェックする部分はチェックをして、やはり信頼できるリフォーム会社に任せるというのが現実的になってきます。
本当に信頼できるリフォーム会社を見つけることが本当に大切なのですね。